メッシュWi-Fi めっしゅわいふぁい
メッシュWi-Fi無線中継802.11sバックホールシームレスローミング広域カバレッジ
メッシュWi-Fiについて教えて
メッシュWi-Fiとは
メッシュWi-Fi(Mesh Wi-Fi)は、複数のWi-Fi機器(ノード)が互いに通信し合い、単一の大きなWi-Fiネットワークを構成する技術です。従来の中継器(リピーター)は速度が半減するなどの問題がありましたが、メッシュシステムでは専用のバックホール通信路を確保することで品質低下を最小限に抑えます。
ユーザー視点では、広い家・複数フロアのオフィス・工場などでも同一のSSIDで切れ目なく移動できます。どのノードに接続しているかを意識せず、最も電波の強いノードに自動的に接続されます(シームレスローミング)。
企業用途では、有線LANが引けない改装困難な建物や屋外・倉庫などで活用されます。一方、家庭用から企業用まで製品の品質差が大きく、大規模展開には専用の業務用メッシュシステムの選定が重要です。
メッシュWi-Fiの構成
メッシュWi-Fiの方式比較
| 方式 | バックホール | 特徴 |
|---|---|---|
| ワイヤレスメッシュ | 無線(専用帯域) | 配線不要・設置簡単 |
| 有線バックホール | Ethernet | 最高品質・配線工事必要 |
| ハイブリッド | 有線+無線の自動切替 | 柔軟性高い |
歴史と背景
- 2000年代:軍・公共インフラ向けの無線メッシュネットワーク技術が開発
- 2012年:IEEE 802.11sがワイヤレスメッシュの標準規格として制定
- 2015年頃:Google OnHub・Eero等が家庭向けメッシュWi-Fiを普及させる
- 2018年〜:Wi-Fi 6対応のトライバンドメッシュが登場
- 現在:大規模オフィス・工場での業務用メッシュ導入が増加
関連する規格・RFC
| 規格 | 内容 |
|---|---|
| IEEE 802.11s | ワイヤレスメッシュネットワーキング規格 |
| IEEE 802.11r | 高速BSS遷移(メッシュ内ローミング) |