DNSレコードタイプ でぃーえぬえすれこーどたいぷ
DNSレコードAレコードMXレコードCNAMEレコードTXTレコードゾーンファイル
DNSレコードタイプについて教えて
DNSレコードタイプとは
DNSゾーンには、ドメインに関するさまざまな情報がレコードタイプ(RRタイプ)として格納されています。それぞれのタイプが異なる目的を持っており、Webサーバーへの誘導・メール配送先の指定・ドメイン認証など、特定の用途に応じたレコードが使われます。
主なDNSレコードタイプ
| タイプ | 用途 | 値の例 |
|---|---|---|
| A | ドメイン→IPv4アドレス | 203.0.113.10 |
| AAAA | ドメイン→IPv6アドレス | 2001:db8::1 |
| CNAME | 別名(エイリアス)設定 | www → example.com |
| MX | メール受信サーバーの指定 | mail.example.com(優先度付き) |
| TXT | テキスト情報(SPF・DKIM・ドメイン認証) | v=spf1 include:… |
| NS | ゾーンの権威DNSサーバーの指定 | ns1.example.com |
| SOA | ゾーンの管理情報(プライマリNS・連絡先・シリアル番号) | - |
| PTR | 逆引き(IPアドレス→ドメイン名) | example.com |
| SRV | サービスの場所指定(SIPなど) | _sip._tcp 5060 sipserver |
| CAA | SSL証明書を発行可能なCAの制限 | 0 issue “letsencrypt.org” |
| DKIM | メール送信者認証(TXTレコード形式) | v=DKIM1; k=rsa; p=… |
歴史と背景
- 1987年:RFC 1035でA・NS・CNAME・MX・TXTなどの基本レコードが定義
- 1995年:AAAAレコードがIPv6の標準化とともに登場(RFC 1886)
- 2000年:SRVレコードの普及(RFC 2782)
- 2010年:SPF・DKIMによるTXTレコード活用が一般化
- 2013年:CAAレコードが定義される(RFC 6844)
実務でよく使う組み合わせ
| 目的 | 使用レコード |
|---|---|
| Webサイト公開 | A(またはAAAA)、CNAME(wwwサブドメイン) |
| メール設定 | MX、TXT(SPF・DKIM・DMARC) |
| クラウドサービス連携 | CNAME(CDN・SaaS等のエイリアス) |
| SSL証明書検証 | TXT または CNAME(ACME Challenge) |
| サービス冗長化 | 複数のAレコード(ラウンドロビン) |
関連する規格・RFC
| 規格 | 内容 |
|---|---|
| RFC 1035 | 基本DNSレコードタイプの仕様 |
| RFC 3596 | AAAAレコード(IPv6) |
| RFC 6844 | CAAレコード |