CloudWatch・Azure Monitor・Cloud Monitoring くらうどうぉっち・あじゅあもにたー・くらうどもにたりんぐ
クラウド監視メトリクスログアラートCloudWatchAzure Monitor
CloudWatch・Azure Monitor・Cloud Monitoringについて教えて
簡単に言うとこんな感じ!
各クラウドが提供している「純正の監視ツール」だよ。CPU使用率やエラー数などのメトリクスをグラフ化したり、しきい値を超えたらアラートを送ったりできる。それぞれAWS・Azure・GCPの専用サービスで、自社クラウドとの連携が一番スムーズなんだ。
CloudWatch・Azure Monitor・Cloud Monitoringとは
各主要クラウドプロバイダーが提供するマネージド監視サービスで、インフラ・アプリケーション・サービスの健全性をモニタリングする基盤です。クラウドリソースと深く統合されており、エージェント不要で基本的なメトリクスを取得できる点が最大の特徴です。
Amazon CloudWatch(AWS)は、EC2・Lambda・RDS・ECSなどAWSサービスのメトリクス収集、ログ管理、アラート、ダッシュボード機能を提供します。CloudWatch Logsでログをリアルタイム分析でき、CloudWatch Eventsでイベント駆動のアクションも実行できます。
Azure Monitor(Microsoft Azure)は、メトリクス・ログ・トレースを一元管理するプラットフォームです。Log Analyticsワークスペースでログクエリを実行でき、Application Insightsでアプリケーション監視を行います。Azure Monitor for VMsによりオンプレミス環境の監視も可能です。
Google Cloud Monitoring(旧 Stackdriver)は、GCEやGKEなどGCPサービスのメトリクス収集と可視化を担います。Cloud LoggingやCloud Traceと連携してオブザーバビリティの三本柱を形成しています。
三大クラウド監視サービス比較
| 機能 | Amazon CloudWatch | Azure Monitor | Google Cloud Monitoring |
|---|---|---|---|
| メトリクス保存期間 | 最大15ヶ月 | 93日(標準) | 6週間(標準) |
| ログサービス | CloudWatch Logs | Log Analytics | Cloud Logging |
| APM機能 | CloudWatch Container Insights | Application Insights | Cloud Trace |
| ダッシュボード | CloudWatch Dashboards | Azure Workbooks | Cloud Monitoring Dashboard |
| アラート | CloudWatch Alarms | Azure Alerts | Alerting Policies |
| カスタムメトリクス | 対応 | 対応 | 対応 |
| マルチクラウド監視 | 限定的 | Azure Arc経由で可 | 限定的 |
| 無料枠 | 基本メトリクス無料 | 一部無料 | 一部無料 |
主なユースケース
- アラート通知:CPU・メモリ・ディスク使用率が閾値を超えたらSlack/メールに通知
- ログ検索:エラーログの全文検索・集計
- コスト最適化:リソース使用率の傾向分析でライトサイジング判断
- SLO管理:エラーレートや可用性の継続的計測
歴史と背景
- 2009年:Amazon CloudWatchがAWSの初期サービスの一つとしてリリース
- 2013年:Google Cloud(旧Google Cloud Stackdriver)が登場
- 2015年:Azure Monitor(当時はAzure Insights)が提供開始
- 2016年:StackdriverがGoogleに買収され、GCPと統合
- 2020年代:OpenTelemetryの普及により、クラウドネイティブな標準収集パイプラインが整備
他の監視ツールとの使い分け
関連用語
- メトリクス・カスタムメトリクス — 監視サービスが収集するデータの種類
- アラート設計 — 監視サービスで適切なアラートを設定する方法
- ダッシュボード — 監視データの可視化
- OpenTelemetry — クラウドネイティブな標準テレメトリ収集仕様
- SLI・SLO・エラーバジェット — 監視データを元にサービス品質を定義