マルチクラウド・ハイブリッド

マルチクラウドID連携 まるちくらうどあいでぃれんけい

ID連携フェデレーションシングルサインオンOIDCSAMLIDaaS
マルチクラウドID連携について教えて

簡単に言うとこんな感じ!

AWSとAzureとGCPを使っていても、1回のログインで全部使えるようにする仕組みのこと。「クラウドごとに別々のIDとパスワード管理」という地獄から解放されるよ!


マルチクラウドID連携とは

マルチクラウドID連携とは、複数のクラウドプロバイダーにまたがる認証認可を、単一のIDプロバイダー(IdP)から統合管理する仕組みです。

クラウドごとに独立したIDを管理すると、パスワード管理の煩雑さ・退職者のアカウント削除漏れ・権限の不統一など多くのセキュリティリスクが生じます。ID連携を導入することで、1か所でIDを管理するだけで全クラウドへのアクセス制御が一元化されます。


主な実装方式

SAMLフェデレーション

企業のActive Directory(AD)やOktaなどのIdPと、各クラウドの IAMSAML 2.0で連携します。ユーザーはADの認証情報でAWS・Azure・GCPにシングルサインオンSSO)できます。

OIDC / OAuth 2.0フェデレーション

ワークロード(CI/CDパイプラインやK8sポッド)が特定クラウドのリソースにアクセスするとき、OIDCトークンを使って短期間の認証情報を取得します。長期的なシークレット(パスワード)を不要にできます。


主要なIDaaS・IdP

製品特徴
OktaクラウドネイティブのIdP、多数のクラウドと連携済み
Microsoft Entra ID(旧Azure AD)Microsoftエコシステムとの親和性が高い、最多シェア
Google WorkspaceGCPとの統合が深い
AWS IAM Identity CenterAWS中心のマルチアカウント管理
Ping Identityエンタープライズ向け、オンプレ対応も

歴史と背景

企業のID管理はオンプレ時代のActive Directory(AD)が長らく中心でした。クラウド移行が進む中で、各クラウドがSAML/OIDCをサポートしADと連携できるようになりました。2010年代後半からはOktaをはじめとするクラウドネイティブのIDaaSが台頭。ゼロトラストの文脈でIDが「新しい境界」と位置付けられるようになり、マルチクラウドID連携の重要性がさらに高まっています。


設計のポイント

マルチクラウドID連携の構成例 IDプロバイダー(Okta等) SAML/OIDC SAML/OIDC SAML/OIDC AWS IAM Azure IAM GCP IAM ユーザーは1回の認証で全クラウドにアクセス

関連用語