IPv6

IPv6 Onlyネットワーク あいぴーぶいろくおんりーねっとわーく

IPv6 OnlyモバイルネットワークNAT64464XLATIPv6移行
IPv6 Onlyネットワークについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

IPv6アドレスだけで動くネットワークだよ。IPv4アドレスを使わないので枯渇問題を根本解決できる。でもIPv4のサービスには繋げないから、NAT64・464XLATなどの変換技術が必要になるんだ!


IPv6 Onlyネットワークとは

IPv6 Onlyネットワークとは、IPv4を使わずIPv6アドレスのみで運用するネットワークです。IPv4アドレスの枯渇問題を根本的に解決する最終的な目標形態です。

現在のインターネットの多くはIPv4・IPv6のデュアルスタック環境ですが、IPv6 Onlyへの移行が特に進んでいるのはモバイルキャリアです。T-Mobile(米国)やソフトバンク(日本)は4G/5G端末をIPv6 Only接続しており、IPv4のサービスへのアクセスにはNAT64・464XLATを使っています。

データセンターやクラウド環境でもIPv6 Onlyへの移行が進んでいます。AWS・Google Cloud・Azureはいずれも内部ネットワークをIPv6 Onlyにする方向性を持っています。


IPv6 Onlyにするメリット・デメリット

観点メリットデメリット
IPアドレス管理NATが不要。シンプルになる移行コスト・工数が大きい
パフォーマンスNAT処理がなくレイテンシ改善NAT64による若干のオーバーヘッド
セキュリティエンドツーエンド通信が可能IPv6特有の攻撃手法への対応が必要
アドレス管理枯渇問題を解消IPv4資産の切り捨てが必要

歴史と背景

  • 2011年:IPv4枯渇を受け、IPv6 Only移行の議論が本格化
  • 2012年:World IPv6 LaunchでIPv6 Onlyへの取り組みが加速
  • 2016年:T-MobileがLTEネットワークをIPv6 Only化(464XLAT活用)
  • 2017年:AppleがApp Store審査要件にIPv6 Only環境での動作確認を追加
  • 現在:Google・Facebookの内部ネットワークはIPv6 Only化が進んでいる

IPv6 Only環境での互換性確保

IPv6 Only環境でのIPv4互換技術の使い分け IPv6 Onlyネットワーク(NAT不要。エンドツーエンドでIPv6通信) NAT64 + DNS64 IPv6端末 → IPv4サービスへのアクセス 464XLAT(CLAT + PLAT) IPv4専用アプリの透過的動作 目標:将来的にはすべてがIPv6で、変換技術も不要になる

関連する規格・RFC

規格・RFC番号内容
RFC 6540IPv6のサポートを必須とする要件
RFC 7381エンタープライズIPv6展開ガイドライン
RFC 7755SIIT-DC(データセンター向けIPv6 Only)

関連用語