DS-Lite でぃーえすらいと
DS-LiteDual Stack LiteAFTRB4IPv6移行
DS-Liteについて教えて
DS-Liteとは
DS-Lite(Dual Stack Lite)は、IPv6ネットワーク上でIPv4接続を提供するトンネリング技術です。RFC 6333として標準化されており、日本のIIJ・So-net・ビッグローブ等の「IPv6 IPoE」サービスで広く採用されています。
構成要素は2つです:
- B4(Basic Bridging BroadBand:ユーザー側機器):ホームルーターに組み込まれる。IPv4パケットをIPv6カプセルに包んでAFTRに送る
- AFTR(Address Family Transition Router:ISP側機器):IPv6トンネルを受け取り、IPv4に変換してCGNATを行い、インターネットへ出す
従来のPPPoE(PPP over Ethernet)接続は専用回線を占有しましたが、DS-LiteはIPv6のネイティブ接続を活用するため、理論上より高速な通信が可能です。「IPoE接続」「v6プラス」「transix」などのサービス名で提供されています。
DS-Liteの仕組み
歴史と背景
- 2011年:RFC 6333でDS-Liteが標準化
- 2012年:日本でIIJ等がDS-Liteベースのサービス開始
- 2015年以降:「IPoE」という名称で各ISPがDS-Liteベースサービスを本格展開
- 現在:フレッツ光ユーザーの多くがDS-Lite系サービスを利用
DS-Liteの注意点
- AFTRがCGNATを行うため、ポートフォワーディングが使えない(NASの外部公開、VPNサーバー等が難しい)
- ゲームサーバーなどUDPポートを多数使うサービスで制限がある場合がある
- 対策:MAP-Eに変更する(ISPが対応している場合)
関連する規格・RFC
| 規格・RFC番号 | 内容 |
|---|---|
| RFC 6333 | DS-Lite の仕様 |
| RFC 6334 | DS-Lite DHCPオプション |
関連用語
- MAP-E・MAP-T — DS-Liteと同系統の移行技術
- トンネリング — DS-LiteのIPv4 in IPv6トンネル
- CGNAT — DS-LiteのAFTRが行う大規模NAT
- IPv6 Onlyネットワーク — DS-Liteが適用される環境