Raspberry Pi / Linuxボードでの開発
Raspberry PiをはじめとするLinuxボード(SBC)は、手のひらサイズで本格的なLinuxが動く小型コンピュータです。カメラ・ディスプレイ・各種I/Oを備え、エッジでの画像処理・データ蓄積、タッチパネルHMI、ゲートウェイなど、マイコンでは難しい高度な処理を担えます。神戸ソフトはハード選定からアプリ開発、クラウド連携、量産対応まで一貫して支援します。
Raspberry Pi / Linuxボードとは / 概要
Raspberry Piや産業用SBC(Compute Module、各種ARMボード)は、Linux上で通常のプログラム(Python / C++ / Node.js等)が動くため、画像処理・データベース・Webサーバー・GUIなど「PCでできること」を小型・低消費電力で実現できます。マイコンとクラウドの中間に位置する「エッジ」の主役です。
神戸ソフトはRaspberry Pi上で動くタッチパネルHMI(Qt等)、カメラを使ったエッジ画像処理、複数センサーを束ねてクラウドへ送るIoTゲートウェイ、データ蓄積・可視化システムなどを開発します。Raspberry Pi OS / Ubuntu / Yocto による組み込みLinux構築、起動時間の最適化、長期安定運用のための設計まで対応します。
カメラ・センサー・機器
映像・計測・各種入力
Raspberry Pi
処理・HMI・データ集約
クラウド / 表示
可視化・通知・遠隔管理
こんなご相談が多いテーマです
- カメラ画像をその場で処理する(エッジAI・画像検査)装置を作りたい
- タッチパネル付きの専用端末・操作盤(HMI)を作りたい
- 複数のセンサー・機器を束ねてクラウドへ送るゲートウェイが欲しい
- PCを置くほどではないが、ある程度の処理能力が必要な現場端末を作りたい
神戸ソフトの対応領域
Raspberry Pi / Linuxボードを使った開発で、私たちがご提供できることです。
ハードウェア選定
用途に対してRaspberry Piが適切か、産業用SBCや他のボードが適切かを含めて選定します。CPU性能・メモリ・I/O・温度範囲・供給安定性・ディスプレイ仕様などを踏まえ、最適な構成をご提案します。
タッチパネルHMI開発
Qt/QMLなどを用いた、現場で使える操作画面を開発します。手袋でも押せる大型ボタン、視認性の高い配色、誤操作防止など、産業現場の使い勝手を考慮した設計を行います。
エッジ画像処理
カメラ(CSI / USB)からの映像をその場で処理し、検出・計測・記録を行います。OpenCVや軽量な推論モデルを用い、クラウドに送らずローカルで完結する処理も構築します。
IoTゲートウェイ・クラウド連携
複数のセンサー・機器(BLE / Modbus / シリアル等)からデータを集約し、整形してAWS IoT等のクラウドへ転送するゲートウェイを構築します。プロトコル変換やローカルバッファリングにも対応します。
組み込みLinux構築
Raspberry Pi OS / Ubuntu に加え、Yoctoによるカスタムイメージ構築にも対応。不要なサービスの削除、読み取り専用ルートファイルシステム化による電源断耐性、起動時間の短縮など、組み込み機器向けの堅牢化を行います。
長期安定運用設計
SDカードの書き込み寿命対策、watchdogによる自動復帰、ログローテーション、リモート監視・アップデート機構など、現地に行かずに長期間動かし続けるための設計を行います。
エッジ・Linux担当
神戸ソフト
担当者の視点
“ 「PCを置くほどではないけれど、ある程度の処理が要る」現場にぴったりです。民生ボードを産業現場で長期間止めずに動かすための堅牢化まで含めて、安心してお任せください。
想定アプリ・ご依頼例
Raspberry Pi / Linuxボードでよく作られる、代表的なアプリケーション・依頼の例です。
工場ライン監視端末
タッチパネルで各工程のセンサーデータをリアルタイム表示し、異常を検知してアラートを出す監視システム。
エッジ画像検査
カメラで製品を撮影し、その場で良否判定や寸法計測を行う検査装置。クラウド不要でラインに組み込み可能。
デジタルサイネージ・専用端末
店舗・施設向けの情報表示端末、受付・案内端末、専用操作盤など、用途特化のLinux端末。
IoTゲートウェイ
現場の多数のセンサー・設備を束ね、クラウドへ安定的にデータを送り出す中継装置。
開発の流れ
要件・環境ヒアリング
処理内容・接続機器・設置環境(温度・電源・ネットワーク)・想定台数を確認します。Raspberry Piが適切か、産業用ボードが必要かを含めて構成を検討します。
構成設計・ボード選定
ボード・OS・周辺機器(ディスプレイ・カメラ・通信モジュール)を選定し、アーキテクチャを設計します。早期に実機で技術検証を行い、リスクを先につぶします。
開発・実機テスト
アプリケーションを開発し、実機・実環境でテストします。長時間連続運転、電源断、ネットワーク切断などの異常系も含めて検証し、堅牢性を確保します。
量産イメージ・保守
量産用のディスクイメージ作成、初期セットアップ手順、リモートアップデート機構を整備します。長期保守・運用サポートにも対応します。
料金の目安
規模に応じて段階的に進められます。まずは小さく検証してから本格開発へ、というご相談が多いです。
検証・PoC
100万円〜
- ボード選定・構成検討
- 技術検証(画像処理 / HMI等)
- 実機での動作確認
- 技術レポート
アプリ開発
300万円〜
- HMI / エッジ処理 / ゲートウェイ開発
- 組み込みLinux構築
- 実機フィールドテスト
- 安定運用のための堅牢化
システム一式
500万円〜
- デバイス + クラウド + 可視化
- 量産用イメージ作成
- リモート監視・更新機構
- 長期保守契約
※ 価格はすべて税別・目安です。要件により変動します。詳しくはお問い合わせください。
よくある質問
Q. Raspberry Piは産業用途に使って大丈夫ですか?
用途次第です。Raspberry Piは民生向けのため、動作温度範囲や長期供給・SDカードの書き込み寿命などに注意が必要です。神戸ソフトでは、読み取り専用ファイルシステム化や産業用ストレージの採用、watchdogによる自動復帰などの対策を施します。要求が厳しい場合は、産業用SBCやCompute Module + キャリアボードもご提案します。
Q. マイコン(ESP32等)とどう使い分けますか?
画像処理・データベース・複雑なGUI・複数プロトコルの集約など「Linuxの能力が必要な処理」はRaspberry Pi、低消費電力・低コストで単純な計測や無線送信を行うならESP32等のマイコン、という使い分けが基本です。両者を組み合わせ、マイコンで計測しRaspberry Piで集約・処理する構成もよく採用します。
Q. タッチパネルの画面も作ってもらえますか?
はい。Qt/QMLなどを用いたタッチパネルHMIの開発は得意領域です。現場のオペレーターが直感的に使えるUI設計、手袋対応の大型ボタン、視認性を考慮した配色まで含めてご提供します。詳しくはQt / GUI・HMIのテーマもご覧ください。
Q. カメラを使った画像処理はできますか?
はい。CSIカメラやUSBカメラからの映像を、OpenCVや軽量な推論モデルでその場で処理する「エッジ画像処理」に対応します。より高度なエッジAI(ディープラーニング推論)が必要な場合は、NVIDIA Jetsonの採用もご提案します。
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