Challenge
複数システムのデータを連携・統合したい
販売管理、会計、在庫、ECサイト——システムごとにデータが分断され、同じ情報を何度も手入力。バラバラのシステムをAPIでつなぎ、データが自動で流れる状態をつくります。
システムが増えるほど、手作業も増えるという矛盾
業務のデジタル化を進めた結果、気づけば社内にいくつものシステムが並んでいる——これはむしろ前向きな会社で起こることです。ただ、そこに落とし穴があります。
システムが増えても、それらが**つながっていなければ、間を埋めるのは結局「人」**です。ECの受注を基幹システムに手入力し、各システムの数字をExcelで突き合わせる。便利にするために導入したはずのシステムが、かえって手作業を増やしている。この矛盾を解くのが、データ連携です。
「島」と「島」を、橋でつなぐ
孤立した各システムは、いわば海に浮かぶ島のようなものです。島の中は整っていても、島と島の間は人が船で荷物を運んでいる。これが二重入力や転記の正体です。
データ連携とは、この島と島の間に自動の橋(API連携)をかけること。一方に入力されたデータが、もう一方へ自動で流れていく。人が運ぶ必要がなくなり、運び間違い(転記ミス)もなくなります。
「同じことを2回入力している」と感じたら、そこは連携で自動化できる可能性が高い箇所です。
「つなげない」と諦める前に
「うちの古いシステムはAPIがないから連携できない」——そう思われているケースは多いですが、実際には諦めるのは早いことがほとんどです。
CSVの自動取り込み、データベースの直接参照など、APIがなくても現実的につなぐ手段はいくつもあります。大切なのは、対象システムの仕様を見極め、最適な方法を選ぶこと。まずは現状を見せていただければ、つなげる方法を一緒に探します。
つながると、「全体」が見えてくる
データ連携の効果は、手作業がなくなることだけではありません。バラバラだったデータがつながると、これまで見えなかった**「全体の今」**が見えるようになります。
全チャネルの売上、在庫の動き、資金の流れ——月次の集計を待たず、ダッシュボードでリアルタイムに把握できる。連携は、効率化であると同時に、経営の判断力を高める取り組みでもあります。
Check
こんなお悩み、ありませんか?
ひとつでも当てはまれば、システム化で解決できる可能性があります。
- 同じデータを複数のシステムに何度も手入力している
- システム間でデータがずれ、どれが正しいか分からない
- ECサイトの受注を、基幹システムへ手作業で転記している
- 各システムからデータを集めて、Excelで突き合わせている
- 月次の集計やレポート作成に、毎回多くの時間がかかる
- リアルタイムに全体の状況を把握できない
- システムを増やすほど、連携の手作業が雪だるま式に増える
なぜ、その課題は起きるのか
解決の前に、まず原因を整理します。原因が見えると、本当に必要なシステムが見えてきます。
システムが個別に導入されてきた
販売・会計・在庫・ECなどを、必要になるたびに個別に導入してきた結果、それぞれが孤立した「島」になっています。島と島の間は人が手作業で橋渡しするしかなく、これが二重入力の正体です。
データの持ち方がバラバラ
システムごとに商品コードや顧客IDの付け方が違うと、単純につなぐことができません。「同じ商品なのに別物として扱われる」といったズレが、データ統合を阻みます。
連携の手段が用意されていない
古いシステムや一部のパッケージは、外部とデータをやり取りする窓口(API)を持っていないことがあります。そのため、CSVの書き出し・取り込みを人が手動で行うしかなくなっています。
全体を俯瞰する仕組みがない
各システムにデータはあっても、それらを横断して見る仕組みがないため、経営や現場が「全体の今」をリアルタイムに把握できません。判断が、月次の集計を待ってから、になりがちです。
Solution
神戸ソフトの解決アプローチ
「作って終わり」ではなく、現場で本当に使われ、成果につながる形を一緒に設計します。
現状のシステムと流れを棚卸しする
まず、どんなシステムがあり、どのデータが・どこからどこへ・どう流れているかを整理します。手作業で橋渡ししている箇所を洗い出し、自動化の効果が大きいところから着手します。
APIで自動連携する
システム間をAPIでつなぎ、データが自動で流れる状態をつくります。一方で入力されたデータが、もう一方へ自動で反映される。二重入力と転記ミスを根本からなくします。
APIがないシステムにも対応する
連携の窓口を持たない古いシステムには、CSVの自動取り込みや、データベースを直接参照する方法など、現実的な手段で橋渡しします。「つなげない」と諦める前に、最適な方法を探します。
データの不整合を整える
コード体系の違いや表記ゆれを吸収する変換の仕組みを設け、システム間でデータが正しく対応するようにします。「どれが正しいか分からない」状態を解消します。
横断で見えるダッシュボードを
連携したデータを集約し、複数システムにまたがる状況をひとつの画面で可視化。月次を待たず、リアルタイムに全体を把握できるようにします。
こんなシステムを作ります
機能はすべて、お客様の業務に合わせてオーダーメイド。下記は代表的な構成例です。
システム間API連携
販売・会計・在庫・人事などをAPIでつなぎ、データを自動で同期します。
EC・基幹システム連携
ECサイトの受注・在庫を基幹システムと自動連携。手作業の転記をなくします。
外部サービス連携
会計クラウド、決済、メール配信、地図、各種SaaSのAPIと連携します。
データ変換・名寄せ基盤
コード体系や表記の違いを吸収し、システム間でデータを正しく対応させます。
バッチ・自動同期処理
定期的なデータ取り込み・書き出しを自動化。夜間バッチなどで人手を介さず同期します。
統合ダッシュボード
複数システムのデータを集約し、全体の状況をリアルタイムに可視化します。
想定技術
Hearing
ご相談前に、考えておきたいこと
このシステムを形にするとき、要件定義(何を作るかを決める工程)で必ず話し合うポイントです。いま答えが出ていなくても、まったく問題ありません。「こういうことを聞かれるんだな」と頭の片隅に置いていただくだけで、最初のご相談がぐっとスムーズになります。
つなぎたいシステムを書き出してみてください
販売管理・会計・在庫・EC・各種SaaS——今使っているシステムと、それぞれ何のデータを持っているかを並べると、連携の全体像が見えてきます。
そのシステムは「外とつなげる窓口(API)」がありますか?
API や CSV の取り込み・書き出しに対応しているか。分からなくても大丈夫です。メーカーや契約内容から、こちらで一緒に確認します。
今、一番つらい“二重入力”はどこですか?
同じデータを何度も手入力している箇所が、連携で最も効果が出るポイントです。「ここをなくせたら」という作業を教えてください。
リアルタイムか、1日1回でいいか
常に同期したいのか、夜間にまとめてでいいのか。求める鮮度によって仕組みと費用が変わるため、業務上の必要性を考えておいてください。
ぜんぶ決まっていなくて大丈夫です
「言われてみると、よく分からない…」——それがふつうです。ご相談いただければ、担当者が一つひとつ、やさしく順番にお聞きしていきます。専門用語は使いません。お話を整理しながら、御社にとって本当に必要なものを一緒に見つけ、ちゃんと動くシステムまで責任をもってお作りします。
導入前 → 導入後の変化
ECの受注を基幹システムへ毎日手入力していた
受注が自動で基幹システムに連携され、転記がゼロになった
各システムのデータをExcelで突き合わせて集計していた
ダッシュボードで全体の数字がリアルタイムに見える
システム間でデータがずれ、確認に時間を取られていた
データが自動同期され、常に整合した状態が保たれる
二重入力ゼロ
転記・手入力の撤廃
リアルタイム
全体状況の可視化
ミス激減
転記ミスの根絶
※ 効果は導入企業の一例です。業務内容・規模により異なります。
導入イメージ
EC・販売・在庫システムの連携統合
ECサイト、店舗の販売管理、在庫管理、会計ソフトがそれぞれ独立し、担当者が毎日データを手入力で突き合わせていた状況を、API連携で統合しました。ECの受注が自動で在庫に反映され、販売実績は会計ソフトへ連携。コード体系の違いはデータ変換基盤で吸収し、システム間のズレを解消しました。これまで毎日数時間かけていた転記作業がゼロになり、在庫の二重販売も解消。経営者は統合ダッシュボードで全チャネルの売上をリアルタイムに把握できるようになりました。
よくある質問
Q. 今使っているシステムを残したまま連携できますか?
はい。既存システムをそのまま活かし、その間をつなぐ連携の仕組みだけを構築する形が可能です。すべてを作り直す必要はありません。まずは手作業での橋渡しが多い箇所から自動化し、効果を確認しながら範囲を広げられます。
Q. 連携用のAPIがない古いシステムでも大丈夫ですか?
APIがないシステムでも、CSVの自動取り込み・書き出しや、データベースを直接参照する方法など、現実的な手段で連携できる場合が多いです。まずは対象システムの仕様を確認させていただき、可能な連携方法をご提案します。
Q. クラウドの会計ソフトや決済サービスとつなげますか?
はい。多くのクラウドサービス(会計、決済、メール配信、各種SaaSなど)は連携用のAPIを公開しており、それらと連携する開発実績があります。お使いのサービス名を教えていただければ、連携可否と方法を確認します。
Q. 連携が途中で止まったらどうなりますか?
連携処理にはエラー検知と再実行の仕組みを組み込み、失敗時には管理者へ通知が届くように設計します。どのデータが連携済みでどれが未処理かを記録し、データの欠落や二重連携が起きないよう堅牢に作ります。
関連する課題
「複数システムのデータを連携・統合したい」、まずは話を聞いてみませんか?
「何から始めればいいか分からない」「予算感が知りたい」——その段階で大丈夫です。
ご相談・お見積もりは無料。しつこい営業は一切しません。