#05 UIアニメーション入門

フォームの対話 — 入力を助けるアニメーション

フォームは「作業」の場です。ユーザーは情報を入力することに集中しており、アニメーションが気を散らせてはいけません。しかし「今どのフィールドにいるか」「何が間違いか」は、動きで伝えるべきです。

フォームのアニメーションの原則は 「邪魔しない、でも必要なことは伝える」 です。


フォーカスの表現

フィールドをクリックして、フォーカス時の表現を比べてみてください。

左:色変化のみ / 右:フローティングラベル+グロー。フィールドをクリックして比較

フローティングラベルは「placeholder と label の兼用」です。入力前はプレースホルダー的に見えて、フォーカスすると上に浮き上がってラベルになります。「今入力中のフィールドが何か」が常に分かります。


バリデーションのタイミング

エラーをいつ表示するか——これはフォームの使いやすさに直結します。

左:入力中にすぐ(うっとうしい)/ 中:blur後(適切)/ 右:送信後のみ(遅すぎる)


エラーの shake

エラー時にフィールドがshakeするのはなぜか——「No」という意味の首を横に振るジェスチャーと同じだからです。赤色 + shake の組み合わせで「ここが間違い」が本能的に伝わります。

パスワードを5文字以下で入力して「登録する」を押すとshakeが発動。6文字以上で成功


入力の進行感

パスワードを入力するほど色が変わる強度インジケーター。ユーザーは「あと少し」と感じてより強いパスワードを作るようになります。

入力するほどバーが伸び色が変わる。「あと少し」という感覚がより強いパスワードを生む


送信成功のお祝い

フォームが完了した瞬間——これは達成感を与えるチャンスです。

「送信する」をクリックするとフォームがフェードアウトし、成功画面がbounceで現れる

フォームが消えて成功画面が現れる——この「入れ替わり」のアニメーションが「完了した」という達成感を生みます。チェックマークの bounce は「やった!」という感情のミラーリングです。