ネットワークの基本

パケット・フレーム・セグメント ぱけっと・ふれーむ・せぐめんと

パケットフレームセグメントデータグラムPDUカプセル化
パケット・フレーム・セグメントについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

同じ「データのかたまり」でも、ネットワークの層によって呼び名が変わるんだよ。「セグメント(トランスポート層)→ パケット(ネットワーク層)→ フレーム(データリンク層)」って包み直されながら届くイメージなんだ!


パケット・フレーム・セグメントとは

ネットワーク通信では、データは一度に全部送るのではなく、小さなデータのかたまりに分割して送ります。このかたまりを総称してPDU(Protocol Data Unit:プロトコルデータ単位)と呼びます。PDUは層によって異なる名前があります。

  • セグメント(Segment)TCPのトランスポート層での単位
  • データグラム(Datagram)UDPのトランスポート層での単位
  • パケット(Packet):ネットワーク層(IP層)での単位
  • フレーム(Frame):データリンク層(Ethernet等)での単位
  • ビット(Bit):物理層での単位

これらは実は「同じデータを包み直したもの(カプセル化)」です。アプリのデータにTCPヘッダを付けると「セグメント」、さらにIPヘッダを付けると「パケット」、MACヘッダを付けると「フレーム」になります。


カプセル化と脱カプセル化

カプセル化の仕組み(送信時) アプリケーションデータ 第7〜5層 TCPヘッダ アプリデータ ← セグメント → IPヘッダ TCPヘッダ データ ← パケット → MACヘッダ IPヘッダ TCPヘッダ データ FCS ← フレーム → 受信側では逆順に「脱カプセル化」して元のデータを取り出す フレーム → パケット → セグメント → データ

各PDUの主な構成要素

PDU名ヘッダに含まれる主な情報
セグメントトランスポート層送信元・宛先ポート番号シーケンス番号
パケットネットワーク層送信元・宛先IPアドレスTTL
フレームデータリンク層送信元・宛先MACアドレス、FCS(誤り検出)

歴史と背景

  • 1960年代:パケット交換の概念がPaul BaranとDonald Daviesにより独立に提案
  • 1969年:ARPANETで初めてパケット通信が実用化
  • 1973年:Ethernetが発明されフレームの概念が確立
  • 現在:クラウド・モバイル・IoTのすべての通信でこのカプセル化の仕組みが使われている

関連する規格・RFC

規格・RFC番号内容
RFC 791IP(パケットの仕様)
RFC 793TCP(セグメントの仕様)
IEEE 802.3Ethernet(フレームの仕様)

関連用語