LLM活用・プロンプト

システムプロンプト しすてむぷろんぷと

システムプロンプトSystem PromptプロンプトAIアシスタント動作定義LLM
システムプロンプトについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

ユーザーが会話を始める前に「このAIはこういう役割で、こういうルールで動いてください」と設定できる隠れた指示書だよ!社内ツールを作るとき「あなたは〇〇社のカスタマーサポートです」と設定すれば、そのキャラクターでずっと話し続けてくれるんだ!


システムプロンプトとは

システムプロンプト(System Prompt) とは、LLMとの会話においてユーザーのメッセージとは別に、AIの役割・動作ルール・制約を設定するための特別な入力テキストです。チャットテンプレートの「system」ロールに設定され、会話全体を通じてモデルの振る舞いを定義します。

ユーザーには見えない(または見せない)形でAIに事前に与えることで、特定のキャラクターを演じさせる・特定の言語のみで回答させる・禁止事項を設定する・専門知識を持つアシスタントとして動作させるといった活用ができます。企業がAIチャットボットや社内ツールを構築する際に、AIの品質・安全性・ブランド一貫性を保つ重要な手段です。


システムプロンプトの活用例

【カスタマーサポートボット】
system: あなたは株式会社〇〇のカスタマーサポート担当です。
  - 製品に関する質問のみ回答し、他のトピックは断ってください
  - 回答は必ず敬語を使用してください
  - 分からない場合は「担当者に確認します」と回答してください

【社内情報検索ツール】
system: あなたは社内文書の検索アシスタントです。
  - 提供された文書の内容のみを根拠に回答してください
  - 文書に記載のない情報は「記載がありません」と答えてください
  - 回答は日本語で行ってください

【コードレビューツール】
system: あなたはシニアエンジニアとしてコードをレビューします。
  - セキュリティ・パフォーマンス・可読性の観点でコメントしてください
  - 指摘は「問題点」「改善案」「参考コード」の形式で整理してください

歴史と背景

  • 2022年:ChatGPT APIでsystemロールが設けられ「システムプロンプト」が広まる
  • 2023年:「システムプロンプト注入攻撃」が問題化しセキュリティ対策の必要性が認識
  • 2023年以降:Anthropic・Microsoftがシステムプロンプトのベストプラクティスを公開
  • 現在:AI活用の競争優位はシステムプロンプトの品質に左右されるとも言われる

システムプロンプトの設計ポイント

ポイント悪い例良い例
役割の明確化「良いAIとして」「〇〇社の法務担当として」
出力形式の指定なし「箇条書きで3点まとめて」
制約の明示なし「政治・宗教の話題は避けて」
言語指定なし「必ず日本語で回答」

関連用語