評価指標

mAP(平均適合率平均) えむえーぴー・へいきんてきごうりつへいきん

mAP物体検出評価平均適合率IoUYOLO評価
mAPについて教えて

簡単に言うとこんな感じ!

物体検出モデルの総合評価指標だよ。「猫・犬・車の検出精度を全クラスで平均したもの」で、YOLOなどの検出モデルの性能比較によく使われる。「mAP@0.5」なら「正解箱との重なりが50%以上を正解とした時の平均精度」を意味するんだ!


mAPとは

mAP(mean Average Precision:平均適合率平均)は、物体検出・情報検索タスクの評価指標です。全クラスの Average Precision(AP)の平均値として計算されます。


計算の流れ

1. 物体検出の評価では、まずIoU(Intersection over Union)で
   「予測ボックスが正解ボックスと重なっているか」を判定

2. 各クラスで Precision-Recall 曲線を描く

3. AP(Average Precision)= PR曲線下の面積を計算

4. mAP = 全クラスのAPの平均

IoUとは

IoU(Intersection over Union)は、予測バウンディングボックスと正解ボックスの重なり度合いです。

IoU = 重なり面積 / 合計面積

       予測
  ┌──────────┐
  │  ┌───────│──┐
  │  │  重なり│  │ ← 正解
  └──│────────┘  │
     └───────────┘

IoU = 重なり面積 / (予測面積 + 正解面積 - 重なり面積)

mAP@0.5 と mAP@0.5:0.95

表記意味
mAP@0.5IoU ≥ 0.5 を正解とした mAP(COCOの旧基準)
mAP@0.75IoU ≥ 0.75 を正解(より厳しい基準)
mAP@0.5:0.95IoUを0.5から0.95まで0.05刻みで評価した平均

歴史と背景

  • PASCAL VOCチャレンジ(2005〜):物体検出の標準評価指標として確立
  • MS COCO(2014〜):より厳密なmAP@0.5:0.95が採用
  • 現在:YOLO・Faster R-CNN等のモデル比較に使われる標準指標

関連用語

  • IoU — mAP計算に使われる重なり指標
  • 物体検出 — mAPが主要な評価指標
  • YOLO — mAPで性能が報告される代表的モデル
  • PR曲線 — APの計算基盤となるグラフ
  • 適合率・再現率 — mAPの構成要素