IoU(Intersection over Union) あいおーゆー・いんたーせくしょんおーばーゆにおん
IoU物体検出バウンディングボックス重なり指標セグメンテーション評価
IoUについて教えて
簡単に言うとこんな感じ!
物体検出AIが「これが犬の位置」と描いた四角と、正解の四角がどれだけ重なっているかを0〜1で表す指標だよ。完全に一致したら1.0、全く重ならなければ0。物体検出・セグメンテーションの評価に欠かせない基本指標なんだ!
IoUとは
IoU(Intersection over Union:交差/和集合比)は、2つの領域(バウンディングボックスやセグメント)の重なり度合いを測る指標です。
IoU = |A ∩ B| / |A ∪ B|
= 重なり面積 / (AとBの合計面積 - 重なり面積)
値域:0.0(完全に重ならない)〜 1.0(完全一致)
視覚的な理解
IoU = 0.0(無重複) IoU ≈ 0.5(半分重複) IoU = 1.0(完全一致)
┌───┐ ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐
│ A │ │ B │ │A┌─│──┐ │A=B│
└───┘ └───┘ └─│──┘B│ └───┘
└───┘
IoUの用途
| 用途 | 内容 |
|---|---|
| 物体検出の評価 | 予測ボックスと正解ボックスの一致度 |
| mAPの計算 | IoUが閾値以上なら「正解」と判定 |
| Non-Maximum Suppression | 重複した検出ボックスを削除するため |
| セマンティックセグメンテーション | ピクセル単位のIoU(Jaccard係数) |
代表的な閾値
IoU ≥ 0.5 :緩やかな基準(PASCAL VOC旧基準)
IoU ≥ 0.75 :厳密な基準
IoU ≥ 0.5〜0.95:COCO評価で使用される範囲
歴史と背景
- PASCAL VOC challenge(2005年〜) で物体検出評価に採用
- Jaccard係数(1912年)と同一の式。集合論由来の指標
- 現在:YOLO等の論文で mAP@0.5, @0.75 として標準報告
関連用語
- mAP — IoUを使って計算される物体検出の総合指標
- 物体検出 — IoUを使って評価するタスク
- YOLO — IoU/mAPで評価される代表モデル
- セマンティックセグメンテーション — ピクセル単位のIoUが使われるタスク
- バウンディングボックス — IoUで評価する領域の形式