ANCHORED.TECH — Interactive Physics

ノイズを
聴く

不規則な振動の正体とは。ホワイトノイズからランダムウォークまで——音で、目で、数学でノイズを感じる

  1. ノイズの物理 — 「乱れ」の正体
  2. ホワイトノイズ — 全周波数が均等に鳴る
  3. カラードノイズ — ピンク・ブラウン・ブルー
  4. ノイズで楽器を作る — フィルタがノイズを音色に変える
  5. ノイズだけの音楽 — リズムがノイズを音楽に変える

ANCHORED.TECH  © 2025 KOBESOFT

スクロール
EXHIBIT 01 / 05

ノイズの物理 — 「乱れ」の正体

規則正しい振動が音楽、予測不可能な振動がノイズ。自然界のあらゆる「乱れ」がその源泉だ。

正弦波(音):  y(t) = A · sin(2πft)  ← 予測可能
ノイズ:        y(t) = ξ(t)            ← ランダム

正弦波ホワイトノイズを比較してみよう。

上段正弦波 440 Hz 下段ホワイトノイズ 共通点空気の圧力変動
EXHIBIT 02 / 05

ホワイトノイズ — 全周波数が均等に

すべての周波数を均等に含むのがホワイトノイズ。テレビの砂嵐の「シャー」という音がそれだ。

▶ でホワイトノイズを再生。規則性がないことを確認しよう。

種別White Noise スペクトルフラット 傾きf⁰
EXHIBIT 03 / 05

カラードノイズ — 周波数の偏り

パワースペクトルの傾きでノイズの「色」が変わる。自然界の多くは1/f ノイズ(ピンクノイズ)に従う。

ホワイト:  S(f) ∝ f⁰  (フラット)
ピンク:    S(f) ∝ f⁻¹ (自然界に多い・聴きやすい)
ブラウン:  S(f) ∝ f⁻² (ブラウン運動・深い唸り)
ブルー:    S(f) ∝ f⁺¹ (高周波強調・シャープ)

4種類を聴き比べよう。ピンクは雨音に、ブラウンは深海の響きに近い。

再生中 傾き
EXHIBIT 04 / 05

ノイズで楽器を作る — フィルタが音色を作る

ノイズにフィルタ減衰をかけるだけで打楽器になる。中音域を取り出せばスネア、高音域だけ残せばハイハットだ。

スネア:    white_noise → BPF(1.8kHz) → decay(0.3s)
クローズHH: white_noise → HPF(7kHz)  → decay(0.06s)
オープンHH: white_noise → HPF(7kHz)  → decay(0.4s)
キック:     sine(100→30Hz) + click   → decay(0.5s)

ボタンを叩いて聴き比べよう。

叩いた音 フィルタ 減衰
EXHIBIT 05 / 05

ノイズだけの音楽 — リズムが乱雑を音楽に変える

ノイズ楽器を時間軸に並べるとリズムが生まれ、音楽になる。グリッドをクリックしてビートを組んでみよう。

デフォルトは 8 ビート。自由に変えてみよう。

ステップ 音源100% ノイズ合成

noise → filter → rhythm → music

乱雑な振動は、フィルタで楽器になり、リズムで音楽になる。ノイズはカオスではなく——素材だ。

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